半農半Xという言葉があります。
日土水むらでは当たり前のようにつかわれていますが、実はあまり知られていないことを知りました。
この記事で半農半Xについて知ってもらい、半農半Xという生き方に興味をもってもらい、そんな生き方をしてみたい。
そんな人が増えればと願っています。
半農半Xとは?
1990年ころから塩見直紀氏によって提唱されたライフスタイルです。
生活費を稼ぐだけでなく、もっと人生を充実させたい。そのために自分や家族が食べるものを自給して、のこった時間を自分のやりたいことにつかいませんか?
という提案が半農半Xという生き方です。
じゃあ兼業農家ってこと?
間違いじゃないですが正解でもありません。
本人のとらえ方なんですが、生活費をかせぐためにイヤイヤ労働するなら半農半Xとは言えません。
Xになにをいれるか?
Xは、なんでもいいわけです。自分が生きている充足感があって、できれば、それが誰かの役に立つことをして生きていくことです。
資本主義は完璧でなく、みんながしあわせになれる仕組みでないことがバレてきました。
そんななかで、もっと自分らしい生き方ってなんだろう?
それをして生きることも人生の選択肢にいれたい。そんな人が少しずつ増えてきました。
そんな人が夢をかなえるための方法の一つとして、半農半Xという生き方があります。
割合は調整自由
半農半Xといっても、割合はどうでもいいと思っています。文字通り半分農業をして半分好きなことをするのもいいですが、
9農1X:ガッツリ農業、たまに好きなこと
1農9X:自分の好きなモノをつくって、あとは生きたいように生きる
でもいいわけです。やっていくなかで、自分がラクにできる割合を自分で決めることです。
そして、生活の状況にあわせて割合を変えられます。たとえば、農業をやっている人の手伝いをして、分け前をもらうなんてのもアリだと思います。
理想としては、みんなで米をつくって、自分が食べたい野菜をちょろっとつくって、お互いに野菜を交換する。
それを基本にして、自分ができることで誰かの役に立つ。そんなコミュニティを日本のあちこちで発生させることです。
そんな動きが世界の各地でおきています。
参考サイト
- 半農半X研究所公式ブログ http://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/
- 半農半Xデザインスクールhttp://plaza.rakuten.co.jp/simpleandmission/3004
どんな人が半農半X
いまの生き方はしあわせですか?
もし、この問いかけにNoと答えたら、もしかしたら半農半Xという生き方がしあわせをもたらしてくれるかもです。
いままでしあわせとされていた社会の構造が音をたててくずれていて、ウソで塗りかためられた本性が見えてきました。
そのなかで、これをこうすればしあわせになれるとされていたモノが、人によってはしあわせと感じられなくなりました。
どんな人がしあわせを感じられないかというと、
自分のために
自分の人生を
自分で創っていきたい
だれかにコントロールされるなんてヤンピコンピのヤンピコンピ〜と考えている人たちです。
そんな人たちが物質的な豊かさをすてて、精神的な豊かさをもとめはじめ、そのカタチの一つとして半農半Xがあります。
半農半Xのデメリット
そんな半農半Xですが、実際にやってみるとデメリットはあります。
僕自身はデメリットと思っていないのですが、人によってはデメリットと感じるかもです。
経済的に安定しない
起業をすることも考えなければいけません。自分の食い扶持を自分で稼ぐ必要があります。お金が必要な世界です。
起業するとわかりますが、毎月月末にお金がはいってくるって奇跡で、クッソありがたいです。
正社員しながら半農半Xでもいいですが、どこかで収入をさげて、時間を確保することも出てきます。
僕はなかば強制的に社会をドロップアウトしましたが、自分で飛び降りるのは勇気がいります。
そのときは後ろから蹴りをいれてさしあげます。
食事
年々、たべられるものが減っていきます。
美味しいと思っていたのが変な味に感じたり、まずいと思ったりします。
それだけならいいですが、お腹をこわします。あのイレブンのものとかカップラーメンとか、ぼくは確実にお腹をこわします。
わざわざ体にダメージをあたえるのが外食チェーンでの食事となっていきます。まあ、なんの問題もないですが。
少数派という不安
僕はもともと、ボッチ耐性がつよく、ゲームのキャラなら「ボッチ無効」という特殊能力がつくくらいボッチであることが気になりません。
ですが、人によっては人とちがうことがイヤでたまらないとなるかもです。
自然栽培のパイオニアとされる川口由一さんも、お母さんに、
まちがってていいから、他の人と同じようにして
と頼まれたとか。偉人と変人は紙一重です。
つきあう人数は減るかもだけど、つきあう質は高くなります。
後戻りしづらい
いまの社会では後もどりしづらいです。やっぱり自分にはあってなかったからとやめるとなっても社会復帰ができない可能性はあります。
20代〜30代前半なら、まだいけるかもですが中年にキビしい、いまの社会では社会復帰ができないこともあります。
ですが、やりつづけるうちに「前だけを見る生き方」にかわります。島津武士のように「前進撤退」という狂った発想になります。
安心して半農半Xという生き方にかえましょう。
不安があれば、コメントや連絡をください。あなたの前進撤退を応援します。
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